ODM、OEM、EMSまたは海外通販AliExpressの概要

自社で販売する製品を海外調達する場合、次の4つの選択肢があります。

1). ODM (Original Design Manufacturing) 製品設計〜生産までを委託する
ODMメーカーに製品設計、部品調達、生産、出荷まですべてを委託する調達方法。
自社で提供する資料は、製品仕様および製品外観(製品イメージ、寸法等)だけ。
・製品価格以外に発生する初期費用:開発費、金型費、〇〇認定取得費用

2). OEM (Original Equioment Manufacturing) OEMメーカー標準品を自社ブランドで調達
辞書の定義では自社設計製品を生産委託するとありますが、
OEMメーカーが自社開発した既製品(ブランドが無いのでホワイトボックスと呼ばれる)
に自社のブランド、およびウェブ設定画面等に自社ロゴをつけた製品の生産委託が一般的。
・製品価格以外に発生する初期費用:印刷版下&ロゴ修正費用、〇〇認定取得費用

3). EMS (Electronics Manufacturing Service) 電子機器の製造委託(部品調達含む)
その名の通り自社で設計した製品を製造委託する調達方法です。
この場合、部品調達も委託して製品価格で調達する契約と、
部品は自社調達して生産委託先に支給し、製造費だけを支払う契約があります。
・製品価格以外に発生する費用はありませんが、
 金型・印刷物版下・〇〇認定取得等は自社で行う必要があります。

4). 海外通販(AliExpress, BangGood等)で購入する
世界の工場である中国ではFA用のCPUモジュール(Arduino, RasPi等)、
機能モジュール(センサーモジュール等)が1台から超低価格で販売されています。
自社で受注したカスタム製品をこれらの汎用モジュールを利用することで
開発初期費および部品&組立費用を節約した製品生産が可能になります。

次回ブログより、上記海外調達の実際をご説明しますので、ご期待ください。

中国・台湾メーカーからの調達支援サービス(ODM/OEM/EMS)を開始しました

円安になっても、日本メーカーでは作っておらず「中国・台湾メーカー」からしか調達できない、また、現在の円レートでも日本ではコストが見合わない等々、中国・台湾メーカーからの製品調達を検討されている企業様も多いと思います。

また展示会ブースで商談しても、相手は自社工場を持っているのか?
相手は企業として引用できるのか?
までは判断がつかない場合も多いと思います。

当社では中国・台湾メーカーODM(開発・生産委託)プロジェクト管理に15年以上の経験あるスタッフが調達支援サービスをご提供します。取引実績があり信用できるメーカーのご紹介から、実際の輸入業務支援/契約書作成~英語コレポン支援までニーズに応じたフレキシブルな支援サービスを行います。

詳しいお問い合わせは、当社ホームページの問合せ窓口にご連絡ください。